日経エンタは『少林少女』を研究していた。

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 日経エンタテインメント! 2008年6月号 「作品研究 少林少女 柴咲コウカンフー映画 本広監督が語るウラ側」 に関する雑記。

●<CGを多用した「ありえない」シーンの数々も見どころ>って、悪い意味でぶっちゃけ「ありえない」という意味でよろしくっすか!
●あと本広が<CGの中でも苦労したのは最後の水上での対決シーン。武術の達人同士だけに水の上に浮かんで戦っている感じがほしかった。>ってさらっと言っているけど、本広がまず苦労するべきところは「武術の達人」たらしめる理屈作りであり、それ無しでは「水上での対決」が単なる冗談になっちゃうことまで考えなかったのだろうか。『NARUTO』でもやってるぞ!
●本広とチャウ・シンチーの間でのディスコミュニケーションは相当深刻なものがあったようだ。
●音響に徹底的にこだわった割には、<ものすごい音><迫力の音>を強調するばかり。「ありえない」ムービーになった訳も頷ける。

リスペクト・フォー・ジョージ

大型書店でも見つからず、地元の駅前本屋で「TYPE-MOON エース」を入手。
角川の本にしては値段分コンテンツで楽しませるものになっていて意外でした。
しかし、何ていっても「Messege from GEORGE」、中田譲治ロングインタビュー&グラビア!

ショージ&ヨーコ対談。

コンティニューvol.39

コンティニューvol.39

「CONTINUE vol.39」が河森正治×菅野よう子「初対談」を掲載。
音楽の話というより、二人の現在の創作(『マクロスF』に関しても)に対する姿勢をピックアップした対談でした。
マクロスF』は「音楽と映像のバトルが生んだ身体で楽しむアニメ」であり、「腹に響くエンターテインメント」「高校球児みたいなまっすぐな作品」を目指しているとのこと。
あと、歌舞伎の話題が出ていて、富野由悠季が『OVERMAN キングゲイナー』を作るのに六本木のオカマバーのショーをスタッフに見せたエピソードを読んでいて思い出した。

Newtype、もね。

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●『マクロスF』の歌関連の広告キャッチがなんか弾けている。もってけ〜
BONES大特集。
気になるところ
ヒーローマン(仮)」にはコヤマシゲト
亡念のザムド」は吉田健一じゃなかった。さらに、中上健次の小説をモチーフにしている節が……というか、『エウレカ』劇場版作るみたいだし(驚)
スタジオは3スタ制。
逢坂さんが亡くなった重みを改めて感じる、川元さんによるBONESキャラ勢ぞろいイラスト。
ストレンヂア』を「作画アニメ」で宣伝するのは間違っていないけど、庵野はもっと別のほうにもつっこんであげればよかったのに……
●『ストライクウィッチーズ』はTV放送可能なのか(爆)
●数々の「電波」伝説を築いた「魔法使いに大切なこと」が小林治によってどう変わるのか?
●「このクリエーターがすごい!」の山口智の「堀口(悠紀子)さんの描くキャラクターはオリジナルなラインなのにかわいい。」は激しく同意。りょーちもさんの努力とステップアップの運が半端ないことを痛感。すしおはどうした!山本寛の口ぶりは何故か好きになれない。

今月のアニメージュ、から。

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●ダブル表紙。スポンサーも自重しないと、他のアニメが売れんぞ!
●江端里沙、石井久美、田頭しのぶ、工藤裕加など、版権イラストの描き手が結構女性率が高く、華がある。中嶋敦子もいたね。
●「土6」追悼特集。6年もあの枠あったのかぁ。
桑島法子さまの服がCAみたいだ。
●『ハヤテのごとく』設定資料集。三千院ナギは主役ゆえなのか、デザイナーの愛情によるものか(笑)、グッと引き込まれるんだからぁ!
●「この人の話が聞きたい」のゲストは小林ゆう
竜騎士07さんって……奈須きのこには是非とも顔出しはNGを貫いてほしい(爆)
●「ロシアの荒熊」をプッシュした時点で、「渋キャラ FILE 2008」は記事として成功した!今度は、千葉道徳によるセルゲイさんを見せてください!

トップページでハミゴで荒れるや。

アニメージュ 2008年 04月号 [雑誌]

アニメージュ 2008年 04月号 [雑誌]

アニメージュ』 2008年4月号 雑感メモ

水島精二の監督作品は、「破壊」「再生」「代償(等価交換)」「介入」の点で一貫している?
オレンジレンジの曲がオレンジさんと同様KY扱いされつつある(確かに『コードギアス』の歌関係は歪なケレン味路線が感じられるけど)、が、紅月カレンのバニーガールを見たらどーでもいい問題である(笑)。
●アニメ『銀魂』のおまけコーナーは、新監督のコンテ濃度のために高松監督がこしらえていたようだ。
川口敬一郎、『メルヘヴン』→『ハヤテのごとく』→『絶対可憐チルドレン』のキャラ絵のクオリティーの落差が激しすぎる(笑)。
久米田康治×小黒祐一郎、何気に凄い対談。
●『バンブーブレード』のコジローの情けなさは、スタッフは自覚的に作っているようである。
XEBECは健康エロ路線を鉄板に。
●<アイジーというスタジオの社長でもあり、このシリーズのプロデューサーでもあるイシカワという男が、三池さんを「三宅さん」「三宅さん」と何度も呼んでいたのが印象的でした。失礼な男です。> 押井守、今まで面白いコラム有難う。
両澤千晶面出明美をごっちゃにしていた自分(爆)。福田夫婦も『SEED』並みにグダグダドロドロツギハギのようだ。<上の空になって妙なものを作ってしまいました。「バター入りのあさりの酒蒸し」とかね。>小黒さん、またひとつ禁断の扉を開いた(笑)。
●『true tears』大フィーチャー。まだ未見なので、DVDで観ます。
梅津泰臣、新作映画はポシャッた? 新作OVAは勿論見ますけど。
●『ルパン』OVA新作、キャラデザは『秒速5センチメートル』の人。
●『マクロスF』関連で、坂本真綾記事&近影。なんか、川上未映子っぽい。レコード会社としては真綾のほうが先輩に当たる。『Newtype』ではエッセイ執筆開始。

PLANETS vol.4

ロビー(東浩紀)とケロビー(宇野常寛)の対談は、前田司郎さんの語りと前田塁のクレバーさ、中森明夫の登場で雲隠れした感がするというか、それを狙っている!?
プラネッツセレクションの宇野の当番回数が目立ったり、Critics全体の切り口の前と似た感じは今後シェイプアップの中で改善していくべきところだと思う。

情報環境論集―東浩紀コレクションS (講談社BOX)

情報環境論集―東浩紀コレクションS (講談社BOX)

宇野の暴力的な「マッピング」発言活動の真意と原理がつかめると思う東本。
批評眼を養うためには、批評家を「世界」を表出させる一「プロバイダー」として捉えてみて、いろんな「プロバイダー」を意識することだと思います。