「シンデレラ」→「ツンデレ」→「ヤンデレ」→『シンデレ』

序:
最近、ホラー・ヤンデレ・「(愛玩具としての)キャラ」を同時に考える機会があった。
すると、「病的」・「リストラ」・「キャラ同士席の奪い合い」・「幽霊」というキーワードを掴んだような気になった。
このキーワードをどのように発展させればよいのか…
そうだ、小説というカタチで「ライト」に「エッセー」してみては面白いのでは、という電波がアタマでスパークした(笑)
大学の数人の友人が創作小説を卒論として出す予定と聞いたのもありますが…
ということで、連載を一から始めて、キーワードの位置を確かめようと思う。


プロット(変更大有り)
南刀児島(ナントウ コジマ 高校2年生位)は体に揺れを感じて目を覚ました。
退屈で卑近な学生生活の為に児島はいつもの様に無理やり起きたが、自分の体を揺らす手は親のものではなかった。
手の主は50の父よりは若い髭面の男で、傍らには赤いワンピースを着た二十代半ばの女性が静かに正視している。
吉岡康司(ヨシオカ コウジ)と名乗る男は児島に食事を振舞い、その中で「まだお前には居ないのか。俺の彼女は見えるか」と切り出す。
児島は男の問いの意味を尋ねるが、ニヤリと笑みを浮かべてこう言った

「ようこそ、野郎どもが生きる、女たちは死んで<いる>、「シンデレ」村へ。君はこの村に来てから四十九日以内に、<運命の女霊>に<憑いて>貰わないといけない。憑かれなければならない。ちなみに、私は君を見つけてから、二週間が経つのだが…いつ、村に来た?」
児島は吉岡と女に疑心と不安を抱きつつも、自分の生を切り開くことを選び、村に出て<運命の女霊>を探すのだが…