『マクロスFrontier』 第7話 「ファースト・アタック」

<三行あらすじ>
初めての総力戦にタジタジ。
ご無沙汰の可変戦艦(1/4)にゲロゲロ。
そして、謎のハーモニカ吹きにムカムカ。


<見所>
●サブタイを邦訳すると、「オス! おらボビー、いっちょや☆ら☆な☆い☆か!」
シェリルが「みんな〜、文化してる?」「マクロスピードでつっぱしる!」と初代っぽい台詞連発。
●オズマお兄ちゃんのオケツの臭いは早すぎて嗅げません(笑)
●ミハエルとクランは昔からの幼馴染だったようです。
●ケーニッヒ・モンスターの火力が凄まじい。
●どこかのVIPルームでゼントランのおじさんが戦況をウォッチング。大きな石(紫色)を弄っていましたが、あれでバシュラを操っていたのでしょうか?
●『射手座』がバンクですまん!のお詫びに、幕間に滅多やたらとシェリルがサービス! そのあたりの描写は、ファッションショーなどの取材の成果なのだろか。
●ランカの体内にシェリルのイアリングの宝石のようなものがあるのだろうか? 二人のツーカ演出もまた初代っぽい。
シェリル(&ランカ)がチャイナコスで「インフィニティ」熱唱。「創聖のアクエリオン」に梶浦由記テイストが混じった曲調。ヴォーカルが前面に出すぎな感じ…… と思っていたら、後のCMで『空の境界』劇場版のDVD宣伝…… あの歌はいいねぇ……(爆)
レオン・三島の仕込みがすごいのかキャシーさん背中で感じすぎ(笑)
●アルト〜後ろ! エヴァ弐号機っぽい謎の可変戦闘機が見てますよ!
●アルトがルカ君救出するとき、イアリング忘れてないか?
マクロス25(クォーター)が変形突撃! 心は乙女だけど、やる時は野郎になるボビーが素敵過ぎる。恐るべき乗員レイプ運航!
●結局、マクロス・ギャラクシーは助かったのだろうか?
●謎の可変戦闘機乗りとランカの関係は?


<雑感>
マクロスF』最初の区切りとなる第7話。
アルト君をあまり活躍させすぎてはいけないし、シェリルの歌は魅せる、バシュラ周辺の謎をチラつかせる、S.M.Sをカッコよく活躍させるといった難題を「現地点で最高」の回にまとめるのは至難の業だが、なんとかやってのける!
マクロス25の重量感バッチリの作り込み(ヴァーチェに非ず)と活躍が、本編の盛り上がりとシンクロしていて鳥肌ものだった。
あと、大人のエロと、美少女のエロ、ショタのエロ、BLのエロ、オカマのエロと全方面のエロ要素を30分にぶち込んでいるアニメは前代未聞だ!
富野でもそこまでやってなかったぞ! と言わせる河森は、富野アニメの後継者と呼ばざるを得ない。



別記
『射手座』がバンクだったのを初見したとき、非常にがっかりしている自分に気づいた。
TVアニメのクオリティを維持する手法として常套であるバンクを使うのは、決して悪い手法ではない。
しかし、シェリルの歌のシチュエーションは「ライブ」なのだ。
正直、今までと同じく新規シチュエーションで描いてほしかった……

と自分が思ってしまうのは、MAD文化が骨身に染みているせいもあるんだろうなぁ。
「新しいMAD素材くれ」と「なんだMADかよ」という視点(作り手・受け手問わず)が、今作られているアニメ(昔のセル画アニメはそう気にならない)の見方を規定する重要なファクターになっている、と改めて思った。