『少女革命ウテナ』(旧プリント版)第11話〜15話


初見メモ


●第11話「優雅に冷酷・その花を摘む者」
 「思い」という重力の魔術師、冬芽に敗北を喫するウテナ。アンシーに向けられたウテナの言葉は、ウテナ自身の願望であるとすっと思わせる演出・シリーズ構成は流石。上村一宏って誰なんだろう。
●第12話「たぶん友情のために」
 アンシ―との関係性=ウテナ自身の願望を「僕の普通」として取り返すウテナ。「思い」という重力を再び引き受けたウテナは「僕の普通」とこれからいかに向き合っていくのか。乞う御期待、というところで生徒会編は終わり、インターバルへ。
●第13話「描かれる軌跡」
生徒会編の戦いを「友情」「選択」「理性」「奇跡」「崇拝」「信念」「自分」というチャプターで振り返る。ゼーレのモノリスみたいだなぁ。ラストは異様に早い黒雲と、水槽に浮かぶ黒薔薇。黒薔薇編の開幕である。
●第14話「黒薔薇の少年たち」
デュオス・アンシ―に似ている千唾馬宮@川村万梨阿を薔薇の花嫁にすべく、御影草時@緑川光が暗躍する。アンシーの「どぉも、どぉも」は癖になる。根室記念館の設定とか、バトルフィールドの新規デザインが後に「ペルソナ3、4」に行きつくわけですね、わかります(「ペルソナ」シリーズは「ウテナ」の少し前から始まったわけですが)。
●第15話「その梢が指す風景」
「シャフト」グロス回。星川孝文コンテ・演出ですが、シャフト演出の原風景。