「法子考察(草)」

空の境界」 第七章 「殺人考察(下)」を観た。
この映画の見所は、上映のために尽くされた「闇」の表現と、巷のワイドショーが騒いでる「草」に関する描写だろう。
「闇」の表現に関しては、「ヱヴァ」のように別メディアでも映えるものではなく、昨日のid:mattuneさんが言っていた「ロマン」に殉ずるものだ。キャラクターも作り手の努力も何もかもが、息苦しく妖しく時に優しい「闇」へと投げ出されている。「闇」が深ければ光もまた際だつわけで、館内の非常灯が目につくほど。
原作でも話の種となるドラッグだが、積極的に表現に取り入れており、時期も相まって自分の脳内でキマってしまうシーンがちらほらw
肉食系と草系のハイブリッド美男子・里緒と、草食系男子もとい漆黒系男子幹也のバトルは劇場版ガンダムSEEDといったところか。