浪川大輔の悪辣ぶりも様になった。

機動戦士ガンダム00 2 [DVD]

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ガンダム00』の「表層的」なパクリには辟易するものの、反って新キャラたちの「毒気」が効果的に響いてくる。
釘宮妹キャラが載っていたガンダムのミノフスキー・クラフトの飛ばし方は、『∀ガンダム』(の月光蝶)のそれ廃る人類である。
今回観ていて、「表層的」と『∀ガンダム』は今後の『00』の展開を読み解くうえで重要なものだと思う。
どうゆうことかというと、『00』は『SEED』よりも『∀』の物語・設定に肉薄している、もしくは全ガンダムを包摂する『∀』の本当の意味で後継作・次の物語であることを示唆するものではないか。
「西暦」と銘打っているが、ゼーレっぽい人たちが用意した「歴史」の可能性が高いし。
その意味で『00』を捉えれば、藤津亮太の「『00』はガンダムという魔物と戦っている」という意味を理解できる。
ただし、「魔物に勝てる」とは言わないが、「戦って死ね」は御免蒙る。