いつみても、波乱万長寿アニメ。

閏年の「朝の子供劇場」、妙に濃いラインナップ。

ケロロ軍曹 (12) (カドカワコミックスAエース)

ケロロ軍曹 (12) (カドカワコミックスAエース)

劇場公開が近い『ケロロ軍曹』は、リサ初登場の回。
原作と比べると、ケロロの扮装が怪物君じゃなかったり、ギロロの口癖弄りがあったり、ダディが宇宙人食い殺したりといろんな意味でダーティーな仕様に。
スレンダーな追崎デザインの娘たちがよく映えていて、中田譲治の「ガンス・にょ」が聞ける美味しい話だが、食い殺しがなければなぁと少し不快な思考がよぎるので視聴には注意が必要。

美味しんぼ 101 食の安全 (ビッグコミックス)

美味しんぼ 101 食の安全 (ビッグコミックス)

美味しんぼ』はある意味トラウマ回。
船上のシェフの男が自分の波乱万丈な人生を山岡&栗田さんたちに赤裸々に告白。これが凄く陰惨。
ドイツ料理を学んだ男が、師匠の娘と幸せになろうとしたところに、ヤン坊・少年院時代をよく知るゴロツキが登場。
彼は過去をばらすと脅し金をせびった挙句、酔った勢いで男に絡みつき、男が突き放した勢いで地面に頭を強打して死亡。
恩情が、ヤン坊時代の糊塗のために考慮されず、男は実刑10年を喰らい、(自分のレシピを残して)出所後も娘と距離を置く。
男が告白したのは、船の近辺に師匠の店があり、娘の様子を見てきてほしいという依頼のため。船の旅立ちは近い。
山岡&栗田が店に向かうと、ぼろい蕎麦屋のような内装で、ラーメン屋にいそうなパートのオバちゃんを雇い、女手ひとつでドイツ料理を作る娘がいた。両親は既に他界していたようである。
栗田がレシピの書き写しを男に見せると、とっておきのメニューがレシピに含まれていないのを観て、自分を恨んでいると誤解。
男の誤解を解くために、取材と称して(ていうか職権乱用)男と娘を結び付けようとする。
後はいつものべタな展開(笑)