東欧のおきて!

イースタン・プロミス』を観た。
全身刺青男のヴィゴ様が、残酷なイギリス路地社会で同胞愛を貫くカッチョいい映画として満足できるのだけれども、ドラマを支える人物たちと背景に思いを巡らすと止め処ないほど様々な疑問にぶち当たることにもなる。
普段は可視化することのできないメディアに刻まれた歴史を顕にする装置としての映画を『ヒストリー・オブ・バイオレンス』からさらに突き進んだ感がある。