宗助の前にパークパクチュギュ!があらわれた。

崖の上のポニョ

崖の上のポニョ

崖の上のポニョ』を観る。
観終わったとき、『クローバーフィールド』並に画面酔いしてしまった。
ピクサー作品っぽいナチュラルな海洋生物の動きと、いつもの宮崎アニメ的3コマ撮りアニメーションの感情表現、時折見せるフルアニメーション的な宗助の動き、今回こだわりの波の描写と様々な線のムーヴメントを見せられたからだと思う。
あと、観る者がアニメーションのキャラクターが「生きている」と思える「実感」を得るとき、キャラクターに「死に直結する暴力的な力」を無意識に感じ取っているのではないかと思った。
通例なら背景として描かれるはずの波が、大いにアニメーションしていた本作の、水気持ちよさそうだけど怖いなとか宗助君コナンばりに頑張るのはいいけどトキばあさん頭突きで圧死させてるだろコレ……等「生きた」アニメーションを観て、改めて気付かされた。
挫折と運命の瞬きというドラマを用意しなくても、アニメーションだけで「生と死」をギラつかせるパヤオは凄いと思う。



別記
宗助君のハーレム状況は今後の人生を考えると辛くなるだろう、コンチクショウ!だった(笑)
ポニョの笑顔パワーは本気で怖い……
リサ母さんは「俺の嫁」(爆)