サイコガン、「ビーズ」は言ってよし。タブーはCBとTK。

アニメ『銀魂』♯138「時には昔の話をしようか」

銀魂-ぎんたま- 23 (ジャンプコミックス)

銀魂-ぎんたま- 23 (ジャンプコミックス)

30分丸ごと金丸君(と似た人)でいっぱい。
見所と称したボヤキ 
●冒頭が現在同局でやっているTVアニメ版「ゴルゴ13」風の? サイコガンを持つ男、金丸君の過去パート。
●サイコガンって普通に言っているのに、クリスタルボーイ(CB)→ステンレスボーイ(SB)の言い換えは吹く。明らかに弱体化している(感じがする)。あとSBの依頼者:極道の妻の岩下志麻ぶりも何気に凄い。
●ジャージ姿で「おっぱいミカン」する神楽の、股監督アニメ的胸の影の付け方……
●神楽の乙女インパクトを凌駕する、金丸君の写真。3回PAN→出崎統(アニメ「ヒャッコ」への反応のテンプレ的な意味で)!
●「これって出崎(演出)じゃん!」と言わせるような演出は大事なことなので二度やります(金丸君そっくりの古橋君登場時は、残像の重ね合わせでデジャブな存在を強調する素晴らしく意味不明な演出)。
●なぜなら、写真で回想する「止め絵」の話だから。
●ちなみに、出崎さんはTVアニメ版「スペースコブラ」、ビデオ版「ゴルゴ13」(テレビ版「ゴルゴ」の監督は出崎監督の下で演出を学んだそうだ!)の監督をやっている。コンビの杉野氏は「銀魂」に1〜2度作監しているが……
●ところが、単なる出崎演出のひけらかしに終わらない。新八の容赦ない回想へのツッコミが、美的な文法を絶えず破壊する。
●特に「(あんな見た目の金丸君が茶漬け頼んでいるのに銀さんは)何でドリア(原作はラザニア)食ってんだよ」の突っ込みは気持ちよく決まっていた。
●さんざん○Kをバカにしておいて、「Get Wild」(銀さんと古橋君で、ふたりは「シティーハンター」的な意味で)を流す。これも大事なので二回流しました。
●金丸君はてっきり金丸淳一がやると思っていた(えー
●「てんどん」と「出崎演出」(さきまくら!)、混ぜろよ危険。ギャグアニメの極北に行っちまったなー。