「取り替え仔」

朝一番に、クリント・イーストウッドチェンジリング」を観賞(「おくりびと」の過熱ぶりはどうしてどうして)。
おろしいですねー、こわいですねー、はらはらしますねー、おもしろいですねー(淀川口調で)。
宣伝では、「泣くこと」が強調されていたけど、「赫い唇」を巡る「反=ホラー」です。
アンジェリーナ・ジョリーの「赫い」唇の露出と「隠すこと」の不穏な明滅はやがて「真実→希望」へと漸進する。
ラスト直前の「処刑」のシークエンスは、影の中の「アメリカ国旗」をモンタージュ(照射)しているようだ。
とにかく、素晴らしい。「赫い唇」を映画館で「観る」ことをお勧めする。