[漫画][ライバ]カサハラテツロー×河森正治,「今」はマズい。

漫画『ライドバック』を一通り読了。
僕は漫画読みではないしこのエントリも携帯からなのでかなり的外れな感想ですが、『地球少女アルジュナ』の見事なコミカライズだったな、と。
『ライバ』と『アルジュナ』の詳しい比較は後日のエントリに譲りますが、「震災後が前提の舞台」「物語の世界に抵抗することではなく、一度世界に巻き込まれつつ、むしろ流れを加速させる(10巻カサハラのあとがきより)」「超感覚少女の主観(を巡る)の物語」という大枠の構造が共通している。
キーファの「まゆげ」とか、マンハッタン侵攻、アニメ版の菱田君の声がうえだ氏だったり、タクシードライバー「ひろし」なども『アルジュナ』既視者にはツボなんですけど、エピローグの「(琳の映画を)12回観た」ってのもいい台詞ですね(1クールアニメ的な意味で)。



「さまざまに形を変え、ひょっとするとボクの手からさえ離れて、何度でもよみがえる(10巻)」