交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

「空の兄弟」たちと鑑賞。

素晴らしい、というか俺が全力で肯定しなければいけない要素が多すぎるw
土6(竹田)メゾットの建て前を超えたキャラクター同士の「交響」詩篇で、映画「EUREKA」(青山真治)に踏み込んだ「エウレカ」セブン(虹)になっていて、ようやく「交響詩篇エウレカセブン」というタイトルを課した理由というか、作品のアイデンティティがこちらに伝わった。
テレビ版の解体・再構築はさることながら、映画「EUREKA(ユリイカ)」の解体・再構築はヤマカンの映画的素養のチラリズムより刺激的ですなぁ。京田さん(というかボンズ)、そんなに青土社ユリイカに特集されたいのか(太田出版コンティニューが七万字インタビューを敢行したようで)w
あと、メカデザイナーとして、映像作家としての河森正治へのリスペクト。アネモネの、初登場が「アニメ映画のリアリティを担う声」の榊原良子の老婆、途中にテレビ版の小清水亜美への変貌は、普段のアニメの文法なら逆にしがちだけど、反=アニメ映画の姿勢が感じられて大変素晴らしかった。