「仰視風景」

面接を終えて、友人たち……「空の兄弟」(笑)たちと『空の境界』劇場版 「俯瞰風景」を観る。


一章の公開から一週間が経っても満席で、さらに館長が直々に今後の上映スケジュールを河内訛りで言っていた。
席は、前の二列目のセンターに陣取る羽目になって、「俯瞰風景」なのに仰ぎ見るとはどういうことだと、オレと「空の兄弟」たちは内心不平があった。
とくに、こっちは原作未読、とがったキャラの特徴しか知らないから余計に不安をかきたてられる。


ところが、である。


河下水希の『いちご100%』を優に超える、いちご(アイス)+パンツを直死(直視)できるとは!


スタッフロール直後に喋りだすマナーの悪いオタク、終了後、それを注意するおたくという不毛な「自業自得だな」から脱して残ったものは、敬遠されがちな劇場の「おまた」ともいえる前二列目に「跳んだ」幸福だけだった(笑)


のび太並のスピードで眠り込むが、美味しいシチュエーションをものにする黒桐幹也や、エピローグでさりげなく妹キャラを示した鮮花、職業と来歴が分からない蒼崎橙子、何も萌えもチラリともサービスもしてくれないただ「骨かユリ」みたいに散るだけの幽霊たちや、実はいい年こいた犯人@田中理恵たちで繰り広げられる大いなる「謎」と「ヒキ」なんてどうでもよろしい、


今すぐにでも、「実はバラ科の果物入りハーゲンダッツ」になって溶けてしまいたい…いや食べられたい、な「両儀式」で(爆)!


ハーゲンダッツ」になりたいなんてこの映画を観るまで露とも思わなかった(笑)…


着物に赤ジャンなヤンキー娘+寝巻きはYシャツ+ボーイッシュな坂本真綾……ご馳走様でした(嗚呼)!


こうして、オレも「空の兄弟」に「落ちた」のだった。


まだ間に合う……


あんたも、「実はバラ科の果物入りハーゲンダッツ」を膝元に用意して、「特等席」で、直死!