改造フラッグに襲われる。半年休む。

機動戦士ガンダム00 1 [Blu-ray]

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機動戦士ガンダム00』 第25話 「刹那」
●雑感
刹那、ロックオン救出が遅れていたのは、自分の遺書を書いていたからだと思う(笑)
『SEED』ではビーム攻撃がクリティカルだったが、『00』では物理攻撃なのか。「逆転の発想」ってやつ。
グラハムさんがもろ黒田節で登場したのには吹いた。刹那君がお仕置きモードになっていたところに颯爽と登場しただけに(笑)
エピローグは確かに驚くべきシーンが続出。
ティエリアは単に「体の弱い子」だったみたいで、年月がたつとロックオン様みたいにタフになっていそうな姿で、半年後お会いできそうです。中の人がリジェネ(パクロミ)に転化したようですが(笑)。あれ絶対ロックオンの髪型意識しているよ、ティエリア改めロッテリア(笑)
コーラサワーが飄々と大会に参加していたのには(笑)
中佐ぐらいに昇進してそうだ(笑)
おそらく改造人間になっている、グラハムさんとサーシェス。
スメラギ&フェルトはノータッチ。ハレルヤが逝ってしまった「荒れるや」も。ドンマイ(笑)
リボンズはクローンの手下を使って何をするというのか。ナレーションがにぎやかになるとか?
「真の混沌の起源」ともいうべき、Oガンダムさんが新型のOOガンダムと一緒にいます。
「俺はガンダムだ」と言っていたせっちゃんが、ホントに『00』のガンダム(の生体コンピューター)になっちゃったような気がして、背筋が凍った!
そんな魔改造もありだと思える、新世界(爆)


●総評……の前に。
いきなりなんですが、自分の「ガンダム視聴」について表明しなければ、『00』は語れない感じがして、まずは自らの「ガンダム視聴」の態度について書きます。
ガンダム視聴」を本腰入れて開始したのが、中学生の時で、きっかけがアニマックスでやっていた機動戦士ガンダム』なんですよ。
見る年齢が適齢だったと(いう意味で「リアルタイム」視聴だと)思うけど、やはり「リアルタイム」視聴じゃなかったので、「面白いから」ということでコレクションを「埋めていく」ように、その後正史ガンダムOVAを観てきました。
この、「埋めていく」ように観る、のが自分の「ガンダム視聴」なんだなぁ、と思ったのがとりわけ『SEED』2作に対する視聴態度を振り返った時です。
スキャンダルなネタを散りばめて、「リアルタイム」視聴の醍醐味に溢れた作品だと客観的にみて思うのですが、自分はというと放送時に録画してまで観るまでは行かなかった、というか肌に合わなかった。
あと、『∀ガンダム』もリアルタイム放送時で、良さがつかめなかったところもあって。
また、中高生時は無印プレステ時代の『Gジェネ』にはまっていて、あのゲームも物語を追うのではなく「埋めていく」ゲームですね。
オフビートに黙々と物語を「埋めていく」……こんな感じで、自分の「ガンダム視聴」に対する態度が形成されました。

●ようやく総評。
自分の「ガンダム視聴」観について延々書いてきましたが、ようやく『00』総評です。
オフビートな「ガンダム視聴」観で『00』を始めは観てきたのですけど、トリニティ登場以降、いつの間にかまんまと製作者の思惑に乗せられて「リアルタイム」の醍醐味をTV「ガンダム」で味わうことが出来ました。
藤津亮太さんのいう「悪手」の数々も、『ZZ』と比べたら大分とマシというか。
『00』は結局、自分のようなオフビート視聴者(あるいは、富野を含めた作り手)が持つ、ガンダムの「リアル」を「破壊」することにあったんだと。
そして、『00』第二シーズンは、「埋めていく」視聴が通用しない、観ようが観まいがオフビートなガンダム視聴者も「埋めていく」「ガンダム視聴」価値観がぶち壊されるんじゃないかなぁ。
その布石は、本編にいたるところにあるわけで、GNドライブが適合しない0Oガンダムとか、リボンズが象徴するクローンの存在とか、機械化してまで生きようとするキャラクター、νガンダムの光や月光蝶に似たGN粒子等……『ガンダムX』(まだ完全視聴していないんだよなぁ)よりさらに一歩進めて、ガンダムを「換骨奪胎」するとはどういうことなのかを問う素材は、オフビートな視聴者でも気づくはず。
あとは、作り手と視聴者が、どれだけ「トランザム」できるかどうかですね〜。
第一次「トランザム」から、次の「トランザム」まで半年も時間があるのだから、それ☆すたみたいに単純に存在することだけを考えていればいずれ分かる時が来るはず……


追記
26話×2構成だったら、エピローグの情報が錯綜せずに済んだのになぁ。