『マクロスFrontier』 第1話 「クロース・エンカウンター」

マクロスF (フロンティア) O.S.T.1 娘フロ。

マクロスF (フロンティア) O.S.T.1 娘フロ。

<三行あらすじ>


西暦2059年、男も女も怪物も宇宙で急接近。
アイドルや実機、美男子と怪獣も目の前に突然現れたら、ただ戦場になる。
それでも、ヤツらは立ち向かう(もってけ〜)ことしか知らない。


<見所>
●サブタイを邦訳すれば「零距離の開戦」
●河森TVアニメには珍しい、1話でOPをお披露目。
キャラ紹介としては、問題無いのだが、2話以降はもうちょっといじってください。
●「デカルチャー・エディション」と今回の1話は結構違った印象を受けた。
前者は「マクロスF」の世界を味ってもらう、快楽重視のフィルムとすれば、後者は物語に入ってもらうためのトピックを明確にした、堅実なフィルム。
●本放送版第一話では、主人公アルトとシェリルの見せ場は結構増えている。
ライブの見せ場でのアクシデントからリカバーの流れで、二人のキャラクターの深みを出しているのは上手い。
今回のシェリルはお姫様抱っこで救出されたけど、次回のランカは河森演出名物「空中握手」で救出されるのかな。
●ランカがバイトしている「娘々(にゃんにゃん)」のCMがアイキャッチ代わりに登場。Frying Dogのアニメ戦略は、FLASH風アニメが鍵を握っている?「天晴れ元気」はもしかして出てくる(笑)?
●プラズマとか最新液晶で見ることが望ましいと、今日ほど思ったことは無い。


<雑感>
パチンコマネーが絡むと、河森正治アニメの「常識」が尽く崩されていく……なんていうことは冗談ですが(笑)、思った以上に配慮が利きまくったアニメだと思ったのは事実。
「ハード・チェイス」でどのような舵取りを見せるかで、作品のカラーが決まるっぽいので、その時まで保留。

別記
「アニメーションノート」第9号の江端里沙が描くシェリルのデザインスケッチが本当に素晴らしい。高橋裕一の原画からはOPのコンテの組み方を見ててもわかるけど、良くも悪くもキャラクターに対する真面目さが持ち味であること伝わってくる。
こうして、大人びてセクシーなシェリル・ノームが生まれるのだ(爆)

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