『マクロスFrontier』 第2話 「ハード・チェイス」

<三行あらすじ>
宇宙怪獣をとりあえず撃退。
理不尽な搭乗・追撃・スキンシップ・採血・激情・殴打!
歌は誰をも引き寄せる。
<見所>
●サブタイを邦訳すれば、「ネチネチおっかけ〜」
●サンフランシスコな街並みが美しいと共に、バルキリーと宇宙怪獣の魅力を引き立てるギミックとしても機能している。
●まさかの、「空中握手」が不成立!
●アルトのヘッドカメラによる「クローバーフィールド」な映像が見てみたいと思った、美少年の○○。
●桑島メガネっ娘がかなりいやらしい(笑) シェリル様は負けじと身ぐるみすべて投げとけ〜
●戦争と妹で二律背反するオズマが呼び寄せるドラマが凄い。
●車内BGMは「突撃ラブハート」。
●宇宙怪獣の青い血を見て、『ラーゼフォン』。オズマ兄さんがアルト君を車で連れ出すシーンで、『エヴァ』を思い出す。
●ただの良い棒ではありません、中島愛
●ランカの歌は宇宙怪獣を引き寄せる効果が! シェリルのは知らんが。
シェリルのなくし物は左耳のイアリングです!
<雑感>
大いなる謎が垣間見えた第2話。
メインキャラ(アルト・シェリル・ランカ)はこれからどうなるんだと気にさせ、サブキャラはお前らどんな秘密持ってんだと自然に思わせる構成と演出は見事。
一番驚いたのは、アルトとランカに河森演出名物「空中握手」をさせなかったこと!
あれをやると洩れなく、永久のピュアラブ直行(笑)なんだけど、かわりに胸触っちゃうしで、あの二人はどうなるか解らんようになった(シェリルさんを含めて)。
こんなに人物にクローズアップして「ハード・チェイス」している、河森作品を見るとは予想できなかったよ〜。
おそらく『マクロスF』でやりたいことは、「メカ(=社会)」と「美少女(=他者)」と「俺(=個人)」という(アニメにおいて)根源的な関係因子が「クロース・エンカウンター」して三者が「ハード・チェイス」する中で「トライアングラー」を描き「フロンティア」という名の「次のステージ」に向かうことなのでしょうか。