ジャック・バウアー自重(日本語吹き替え版)

ようやく「children of men」(『トゥモロー・ワールド』)を観る。
冒頭の爆弾テロの爆破の残響(耳鳴り)から、終盤の世界から失ったはずの赤ん坊の鳴き声へと至る「直に聞くことができなくなる音」を廻るドラマの構築も凄かったけど、ここぞというシーンの長回しと画作りと合わさって度肝抜かれた。
画的に『勝手にしやがれ』〜『アワーミュージック』のゴダールが半世紀撮ってきた風景と重なるところが度々あり(『ウィークエンド』を意識して撮っているのは間違いない)。
ちなみに今回、日本語吹き替えで観たのは子供を授かったアフリカ系難民の声を演じたのが坂本真綾だったため。
出産シーンの芝居は美味しく頂きました(爆)