『少女革命ウテナ』(旧プリント版)第21話〜25話

初見メモ

●第21話「悪い虫」
 七実様の取り巻きのターン。回想の印として薔薇がインサートされまくる。極力子安を喋らせない。決闘広場はときに匿名の暴力を招き入れる。
●第22話「根室記念館」
 ネムロ(記念館)、誕生。回想には現記念館のものに対し指差しの印が多用される。時折画面に現れる印に懐疑の念を抱くのは、次回の終盤である。
●第23話「デュエリストの条件」
 エンゲージを続けるデュエリストは、必然的に「思い」を「永遠」化してしてしまう、と言う御影草時。それでも「たぶん、友情のために」ここでアンシーと共に戦うウテナ。壊れた認識(千唾時子=ウテナ)の果てに「永遠」を欲した起源を思い出し、自滅=敗北する。御影草時と鳳暁生は学内では自分の時を時を止めることが可能らしい。鳳暁生は草時を学内から追い出し根室記念館=黒薔薇会を学園から生徒たちの記憶と共に消し去ってしまう。暁生は時間操作が可能な超人さん。黒薔薇編は原作付きアニメでいうところの番外編、ということになってしまった(OPを新規にしない事に対するエクスキューズかもw)。暁生=幾原邦彦?
●第24話「七実様秘密日記」
 いつもの七美様コメディのように見えるが、石蕗美蔓の日記を通して回想を改変。前回のラストで改ざんを扱ったので石蕗君の回想=改変はスリリングだった(さらに、実は七美様の回想だったというトリックが仕掛けられている)。数多の総集編回アニメの中でトップクラスの面白さ。七美様回は連続性があるようで、黒薔薇には触れられていない。なし崩しで、黒薔薇編は幕を閉じる。
●第25話「ふたりの永遠黙示録」
 冬芽は暁生とお尻愛だった。西園寺君が冬芽と暁生のお尻愛パワーでデュエリストとして復帰。ハイウェイは螺旋階段の逆巻。同性愛描写が高級車並のパワーがあった。ウテナとアンシーの仲が深まる。暁生はそんなアンシーにご立腹。