『少女革命ウテナ』(旧プリント版)第26話〜30話

●第26話「幹の巣箱(光さす庭・アレンジ)」
 薫幹君の第二次性徴〜思春期の始まり。遠くに暮らしている父親との電話で画面に映っていた再婚相手はアンシ―そっくりだった。鳳学園には外部が存在しない?梢が薔薇の花嫁候補として登場、彼女を乗せた高級車が円を沿って疾走する(長浜忠夫リスペクト?)。
●第27話「七実の卵」
 一番感想が書くのが難しい、七美様の「夢の卵」。隠せば隠すほど愛おしい、割れると悲しい乙女心というやつか。前回の「ドナドナ」、今回の「夜明けのスキャット」と童謡・歌謡曲が似合うお姫さんはマリナさんだけではないぞ!七美編は、「スキャット」七美編と呼ぶことにしよう。
●第28話「闇に囁く」
 土谷瑠果@佐々木望変声期手前。自らの剣を抜くにはパートナーの自分への「思い」が必須である。強いデュエリストを立ち上がれせるには誰かへの「憎悪」が必要である。
●第29話「空より淡き瑠璃色の」
 ウテナ/薔薇の花嫁との勝負ではなく、「自らの選択」に決着を付けるために決闘に挑む樹璃。勝ち負けではない決闘の後、祝福の雨が降り注ぐ。革命は近いのか?
●第30話「裸足の少女」
 暁生=幾原説濃厚の、「王子様」を巡る怖い話。蝋燭の演出は今年の格付けチェックの髭男爵VS崔洋一の演出対決を思い出してしまうけれども、こちらの方が数段も上手。細田コンテと、五十嵐コンテ回は格が違うなぁ。