911以降みな、ゼロに戻りたがる

マクロス ゼロ 1 [DVD]

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マクロス ゼロ 2 [DVD]

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マクロス ゼロ 3 [DVD]

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マクロス ゼロ 4 [DVD]

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マクロス ゼロ 5 [DVD]

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マクロス ゼロ サントラ(2)

マクロス ゼロ サントラ(2)

アルジュナ』のディレクターズ・カット(TV放映修正版)をやったり、『ラーゼフォン』や『しあわせ荘のオコジョさん』の絵コンテを切ったりしながら、2002年の冬、「マクロス二十周年記念」で製作を開始した、『マクロス・ゼロ』。
当時、各巻発売直後に確認していたものですから、間延びした印象があり、ちょうど地上波のアニメのほうが面白く絵的に頑張っていることもあって、『マクロス・ゼロ』に対してあまりいい印象が残っていないんですよ(鶴巻和哉の『トップ2』もそうでした)。
岸田隆宏が描くもの違う、華のある「肩」を持つキャラクター・デザインをした斎藤卓也の仕事としては最も充実した絵にはなっているのですが、河森×ところともかず(河森さん、菊池康二とは相性がいいんですけどね)コンビの演出がかみ合ってないなーと思う。
イヤボーンが一層クドくなるというか。
そうはいっても最近、ようつべで、また見たんですけど(最終巻のみ)、意外に面白かったりするんですね(ドックファイトが完成形に近づいた巻でしたが)。
河森作品における小林沙苗の演技はヤンデレ、工藤シン@鈴村健一の息の演技は一見の価値あり。
これから観る人は、「戦争映画」・「これがほんとの種死」(笑)という要点を抑えてみると面白いと思う。