『少女革命ウテナ』(旧プリント版)1話〜5話。

少女革命ウテナDVD-BOX 上巻 (初回限定生産)

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初見メモなのであしからず。

●第1話「薔薇の花嫁」
 冒頭から曲者のナレーション。ウテナ初登場は「神聖喜劇」の始まりの予感。長濱博史の仕事がスゲーと思わせる、「絶対運命黙示録」タイムとED。長濱といえば、元祖麗人革命「ベルばら」の前半の監督をやっていた長浜忠夫を思い出すのはご愛嬌。 
●第2話「誰がために薔薇は微笑む」
 デートDV男、西園寺君に追い詰められるウテナ。そのとき逆さ城からデュオスの影が落ちてきた。ウテナとデュオスの憑依を隠したテクニックとしての白薔薇は、非常に卑猥な想像力を視聴者に働かせる。
●第3話「舞踏会の夜に」
 姫宮アンシーをめぐる男女の争いはかなり根深いものがあると思わせる、第3話。小黒祐一郎似のサルが食っていた乾燥材はフラグだったのか。水で溶けてしまう服、紙=神としての身体。
●第4話「光さす庭・プレリュード」
 桐生七実が紙?ドレスを送ったことを前回経験しながら、忘れたように接するウテナとアンシ―。今となってはシャフトが得意とするいじりで、七美を追い詰める。「偶然の音楽」の情景に拘りすぎる天才少年薫幹がクローズアップ。彼のストップウォッチは単なる「楽屋オチ」ではない。薔薇の刻印を持つ者のたちの「時間感覚」なのだ(劇中で時計が出て来ないのは何故か)。
●第5話「光さす庭・フィナーレ」
 (その後、苦難のアニメ史を歩む)錦織博が「ウテナ」表現に「革命」を起こす回。白薔薇が再び登場。桐生冬芽@子安武人は中1を朝からパクッてる。源氏と張り合うギンガナムww